列伝

★ 江戸時代に活躍した代表的な近江商人!

肖像なし

■ 西川伝右衛門(にしかわでんえもん)

〈住吉屋(すみよしや)・初代1627〜1709〉

 八幡商人。蒲生郡南津田村生まれ。僅かな元手で呉服類を北陸・奥羽地方(秋田県など)に行商。そのとき、蝦夷(北海道)が商売に有利との情報を得、寛文年間(1661〜73)に松前に出店。藩の御用商人となり、船を造り大坂方面に産物廻しを行って巨利を得る。また、場所請負をし危険をおかして有望な漁場を開拓。

肖像なし

■ 市田清兵衛(いちだせいべえ)

〈麻屋(あさや)・3代目1637〜1714〉

 八幡商人。市田家はもと六角氏に仕えた武士で神崎郡石川村(旧五個荘町)の出身。承応元年(1653)頃に八幡町に移り、3代目清兵衛は上州(群馬県)に繰綿・太物類を持ち下り商いし、当地の産物を登せ荷し富を得ました。晩年、家訓を定め新規事業を慎重にし、才能ある者は中途採用でも重役にすることを示しています。

正野玄三

■ 正野玄三(しょうのげんぞう)

〈初代1659〜1733〉

 日野商人。蒲生郡村井村生まれ。初め商業を志し18歳から東北地方に行商しました。のち、母の難病を治した名医に感激し医業に転向。宝永年間(1704〜11)に故郷で「萬病感応丸」などの合薬を作り、日野売薬の基礎となりました。

近江商人博物館

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